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銅管にピンホール! の謎
2020-07-15
カテゴリ:設備屋さんのお仕事
今回ご紹介する工事は銅管の漏水修理でございます
この銅管ですが、現在の新設工事では殆ど使われなくなってしまいましたが、ひと昔前の物件では主力メンバーとして使用されておりました。銅管は熱伝導が優れておりますので、給湯器から水栓までの距離が長くてもお湯が冷めにくく、錆が発生しない利点がありますね
銅の特徴としては、表面は経年するにつれて緑青といって銅管が緑と青が混ざった色に変色し被膜となり、銅の表面の腐食を守る役目を果たします。銅像や神社の屋根などはこの緑青によって原型が保たれているのですね
緑青に守られてる銅管はなぜ漏水が発生するのか?? それは配管の内部で流体が流れる時に気泡が生じ、この気泡や乱流により銅管の内部を削ってしまう為に起こる漏水となるようです。これを『ピンホール』と呼んでいて、針程度の孔が開きお湯が孔から噴き出してきます。一般的には使用年数によって10年~で起き始める事が多いようです。銅管は材料費は安価に収める事は出来ますが、メンテナンスや施工費は高くなる傾向がありますね。なので、最近の配管では、新設の機会は殆どありませんね
今回の現場での漏水した箇所をご覧ください まるで北斗七星のように孔が開いております・・・
非常に『ひでぶ 』な状況ですね
いくら何でもこんなに孔開かなくてもええやんか~
シャワーのようにお湯が漏れてましたね
今回は補修では済まなかったので、孔が開いた部分を切り落として、配管替えする事となりました
銅管の接続はロウ付けを行います。継手と銅管を接続しガストーチで260℃~300℃まで加熱して接続部にロウを流し込みます
ここのロウを流し込む作業は熟練の技が必要となります。今回はマイスター岩崎がロウ付け担当です
順調に作業は進みまして、無事配管替えの完了です
この銅管は今から25~30年位前の一般住宅では、頻繁に使用されていた管ですので、この年数に該当する住宅の方も、何かしらの影響が出てくる可能性はございますね。水道料金が若干高くなってる場合などは、このピンホールの漏水の可能性もあるので、一度配管を確認してみるもの良いかと思います
ここで知ってて損しない豆知識
(ウィキペディアより引用)
自由の女神像はアメリカ合衆国の独立100周年を記念して、独立運動を支援したフランス人の募金によって贈呈され1886年に完成した。アメリカ合衆国の自由と民主主義の象徴であるとともに、19世紀以来絶えることなく世界各地から観光客が訪れている。
銅製だが、緑青の為に緑色になっている。像の頭の部分までの高さは33.86メートル(111.1フィート)、台座からトーチ(たいまつ)までの高さは46.05メートル(151.1フィート)、台座の高さは47メートル(153フィート)、台座部分も含めると93メートル(305.1フィート)、総重量は225トンである。