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富士屋のおっちゃん
2020-06-15
カテゴリ:地域情報
今回ご紹介するお店は、相馬市を代表する名店「生そば 富士屋」です。
内部の写真はコンプラ違反に該当する為入口のみとさせて頂きます (笑)
始めにご説明させて頂きます 私はここのお店には子どもの頃から通ってまして、決してこれから書く内容は、ここのお店をディスっている訳ではございません リアルな体験と、おっちゃんにリスペクトの念を込めまして記事にさせて頂きます
さて、ここの富士屋ですが、かなりディープな特徴のあるお店でして、切り盛りしている店主はかなりレベルの高い「無愛想」です
初めて行く方は何もしてないのに「怒られてる?」と思う位に無愛想です。注文するにも緊張が走ります(この様なお店ってどこの地元にも1件はありますよね??)
でも気にしないで下さい。ここのおっちゃんは誰にでも同じ対応です。私はずっとここのお蕎麦を食べてますが、未だに余計な会話をした事はございません。ここの世界は「男は黙ってサッポロビール」なのです 。
あとは、相馬市民『公認』の三ツ星獲得のお店「きたなシュラン」な名店なのです。
ですので、相馬市民でも勇気を持った『選ばれし者』しか立ち入る事の出来ない聖域なのです。
お店に入って席に座ると、早速『敵』が現れます。私の周りをぶんぶん飛んで回るあの「飛行物体」です。数匹はいます。
多少汚くても大丈夫と思ってても心して向かって下さい テーブルの粘着力も結構ハードです。が、しかしです。
心を無にしてここのお蕎麦をすすれば、ハマる方は『どハマり』するかと思います
先日AC/DCのお話をさせて頂きましたが、ここのおっちゃんはアンガス・ヤングのようなロックの魂を持った存在なのです。
ご本人も店内の環境の批判は当然耳にしてるでしょうけど、一向にクリーンな環境には改善はされません
しかし、強烈なおっちゃんの個性と、美味しいお蕎麦を提供して、それを支持してくれるファンさえ裏切らなければお客さんは付いてきてくれると思います。
たとえ食べてる周りで「飛行物体」がぶんぶん飛んでようが、テーブルがベタ付こうが、夏は暑く、冬は寒い店内だろうが、天ざるの天ぷらに南蛮唐辛子の天ぷらを混ぜてこようが(これはどないやねん!)ここのお蕎麦にハマってしまえば、また足を運んでしまうものなのです。
これだけの年数を一人で切り盛りし、お店は常に満卓な状況なのは、既にロック魂の殿堂入りを果たしている証ですね
麺つゆはかつお節のだしが効いたオリジナルで、お蕎麦を麺つゆにに「どっぷり」と付けて食せば何とも言えない幸福な気持ちになりますね。
ただし店内の環境はあまりよろしく無いので、長居は無用です。
一気に平らげ、お会計を済ませてお店を出ます。それがここの粋な食べ方なのです。
おっちゃんいつもおいしいお蕎麦をありがとう!
興味のある、いや勇気のある方は是非行ってみて下さいね