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緊急修理発生!
2020-06-17
カテゴリ:設備屋さんのお仕事
先日、市の水道局の修理担当者さんから、「緊急」でご連絡頂きました水道管の漏水修理の状況をご報告致します
【修理した給水管の種類】
塩ビ製の給水管 (VP)で、口径は25㎜です 。
【現場の状況】
現場に向かった所、水量が結構出ていましたので、スコップで掘ってみると以外と給水管の埋設深さが浅い 「給水管は15㎝程しか埋まってないなぁ」(通常は40㎝以上埋まってます) 給水管を出してみたら所、上向きに水が噴き出してきました!
あーと思いながらも動画を少々 ジャーナリズムの血が騒ぎました(笑)その時の映像がこちらです
漏水した水が上向きに噴き出している為に、虹が出ています
そんな呑気な事言ってると、水道局の方々から御叱りを受けますので、手早く元栓を閉めて修理へ取り掛かります
【漏水の原因】
漏水の原因は給水管の老朽化によるソケット(繫目)の抜けですね。この給水管30年以上は使用しているのではないでしょうか?? 塩ビ管の給水管の接続は接着剤を使用して接続する為に、年数が経過すると継手に亀裂が入ったり、水圧に負けて抜けてしまいます
【修理の行方】
水さえ止まってしまえば、この試合は貰ったも同然です
漏水の原因を引き起こしていたソケットを切除して、新しい給水管と既設の給水管を接続して、Dr.オオタのオペは完了です
今回の漏水修理は比較的細い給水管で、単独で給水使用者へ水道を引いていた事もあり、短時間で修理を終える事が出来ました
【ご自宅で漏水が発生した時の対処】
このような漏水は築年数が経過した一般住宅でも発生する為、異変を感じたら直ぐに地域の水道局か、水道設備工事店へご連絡を入れて下さい
地面が濡れている場合は異変に気付きやすいのですが、全く分からない所で漏水しているケースも多いですそのような場合は水道料金が通常より高めで請求書が届くので、状況によって下記の対処を行って下さい。
1.家の中で水道を使っていない事を確認してから、水道メーター器を調べて、メーターの指針が回っていないかの確認
2.早めに水道局へご確認頂く事
3.水道設備業者への修理依頼
塩ビ製の給水管の寿命ですが、現場の状況、施工の仕方により大きく変わってきますが、概ね30年~程で何かしらの不具合を生じる可能性は大きいと思います。1ヶ所直すとまた別の所も漏水してたなんて事もしばしばございますので、築年数が30年~経過してる住宅では漏水に警戒が必要かもしれませんね
【絶対現場で起こってほしくない事象】
ご参考に、給水管の親方である「配水管」(道路に埋設してあって、各家庭へ給水管を分岐する為の太い水道管)にトラブルが生じた時の映像をリンクしましたので、ご覧下さい
このような状況に陥ったらカオスです