トイレ交換

衛生器具を販売している会社は近年、老舗陶器メーカーから家電メーカーまで幅広く販売されており、ご購入者様はどのメーカーを選んだら良いのか分からず、施工会社さんから進められるメーカーや、金額だけで選定している場合が殆どなのではないでしょうか　

 

車や家電はディーラーや家電屋さんが街の近くにある場合が多く、自分の趣味に近いものやデザインなど実物を見ながら容易に確認する事が出来る為、選定自体は難しくないと思います。しかし便器や洗面化粧台などの衛生器具はショールームや展示しているお店自体が少ない為、選定が難いと思います

 

新築の場合は器具も間取りに合わせて自由に選定出来、ショールームまで足を運ぶ方は多くいらっしゃいますが、リフォームとなると設置出来る衛生器具も限られて、業者へ任せる事が多くなると思いますそこで今回は水廻りの部分リフォーム時にはどのように、そしていつのタイミングで交換するべきなのかを考えてみたいと思います。

 

そこで皆様にも一緒にお考え頂きたいのですが、便器ってどの位使用されてから交換する物だとお考えになるでしょうか？便器に関しては通常壊れない限りは使い続けますよねお客様で多い便器の交換時期は概ね２０年～３０年以上使い続けて交換するのが一般的なようです便器とタンクは使用し続け、洗浄便座だけを交換して更新し続ける事が多いかと思います。

 

しかし、便器は毎日使用する重要な器具ですので、お掃除に気を付けても、２０年程前の便器は現代の便器より汚れを守るコーティング技術は劣ってる為、汚れが蓄積してきて落としきれなくなってしまいます

 

大きな違いは新旧の便器を比べますと、旧式の便器は汚物を流すのに必要な水の量は１回使用で１３リットル程水を必要とするタンクが多いようです水道代もかなり負担になってきますね

 

現在の新型の便器のタンクでは５リットル以下が標準なので、１回使用の水の量は半分以下で済んでしまいます

 

TOTOで人気のある便器の「ネオレスト」ですと、洗浄水量は大で3.8L・小で3.3L・eco小になると3.0Lで洗浄出来てしまいます。それはTOTO独自の洗浄機能の「ハイブリッドエコロジーシステム」により低水圧でも少量の水で洗浄可能となっておりますので、より節水効果は大きいですね。

 

メーカー調べで年間使用量を１３リットルタンクの便器と、４．８リットルタンクの便器の使用量を比べた時、一般家庭で調査し、１３リットルの方は７５，９２０Ｌ使用したのに対し、４．８リットルは２２，３３８Ｌと約７１％の節水が可能と記載されております。

 

 

水道料金に換算しますと、相馬市の水道料金では年間９，８００円程の水道料金を節約出来る事になります。１３リットルの便器を１０年使用し続ければ９８，０００円の差が発生しますので、新しい便器に交換出来てしまいますね現在でも２０年前以上の便器を使用されてる方は既に交換時期が来てると判断して良いと思います

 

また、多量に水を流すタンクで節水する為にペットボトルをタンクの中へ入れてしまう方もいらっしゃいますが、便器とタンクは一体となっており、便器で汚物を流す水量はタンクの容量そのまま必要となりますので、水量が減ると洗浄能力が減少し、十分に洗浄出来ずに便器の中で汚物が詰まってしまう恐れが出てきますのでお勧め致しません

 

公共下水道を使用されてる方ですと、水道料金に下水道料金も加算されますので、汚物を流す水量が減ると節約効果はかなり大きいと思いますし、浄化槽にしてもメンテナンスの部分の負担も軽減されてきます。何より地球への環境配慮へ繋がる貢献度でもかなり大きい事だと思います

 

 

１度交換すればまた２０年～３０年毎日使用する相棒となりますので、衛生器具選びも是非こだわってみてください水廻りでは、目では確認出来ない所で床が腐ってたり、クロスが汚れてたりする場合が多いので、衛生器具を交換する時に一緒に行わないと、２度手間となり、工事費用が高額になってしまうケースもお聞きしますので、是非工事前にはしっかり事前打合せを行って頂きながら工事の段取りを進めて頂ければと思います 陶器に関する内容、リフォームへのお問い合わせはお気軽に連絡フォームからご連絡下さいませ